簡単なパスワードの使用や使い回しや、ChromeやEdgeなどブラウザのパスワード管理機能によるスタッフ任せの管理、これらの状況は一刻も早く改善されることが望ましいでしょう。

今回は組織のパスワード一元管理できるBitwardenをご紹介いたします。

Bitwardenとは

サイトアカウントやメールなどのID・パスワードを管理するアプリケーションです。ChromeやEdgeの拡張機能としてブラウザに常駐させることで機能します。スマホではアプリをインストールすることでブラウザと連携します。

URIに登録したサイトを開くと、ユーザー名とパスワードがID・パスワード入力欄に自動で入力されます。
認証キーには2段階認証を登録します。

銀行などでは、ログインパスワードの他、取引確認PW・承認PW・都度振り込みPWなど複数のパスワードがあります。そのような場合はメモに保存しておきましょう。ブラウザから離れることなく参照できるようになります。

その他詳細については、最近では日本語の案内も増えてきたのでネットを参照ください。

bitwarden - Google 検索

トライアル

有料版の機能が必要になるまではBusiness plansのFree Organizationで良いでしょう。

Bitwarden Password Manager Pricing | Bitwarden

ライセンス数

Bitwardenでは組織の「コレクション」管理により、パスワードをディレクトリ管理できます。ディレクトリには、組織に関わるメンバーごとに閲覧権限を設定できます。

本来の使い方では、スタッフの数だけアカウントを作成しそれぞれに権限を設定するのでしょうが、設定が煩雑になり大変です。多くの零細企業では、オーナーとスタッフの2アカウントで十分でしょう。「staff@XXXXX.co.jp」などでスタッフ共有アカウントを作り使用します。

スタッフが退職した時などは、スタッフ共有アカウントのパスワードを変更するだけです。退職者は全てのIDパスワードから遮断されます。